クラウドファンディングライター、ブロガーの橋本です。はい。
みなさまは「クラウドファンディング」という言葉を聞いたことはありますか?
………はい、ないですか。そうですか。ちょっと待って、行かないで!!!
この記事ではクラウドファンディングを超初心者向けに説明します。
また、クラウドファンディングのプラットフォーム毎に用語の言い方が(微妙に)違うので、それも含めて解説していきます。
この記事を読めば、クラウドファンディングのことが一気に詳しくなること間違いなしです。
コーヒーでも飲みながら、ゆるりと読んでくださいな。
記事の最後にはちょっとしたワークもあるので、お試しあれ♪
クラウドファンディング(Crowdfunding)とは?用語も一緒に解説するよ
クラウドファンディングとは
英語でCrowdfunding、クラウドファンディングと読みます。
クラウド(Crowd)群衆+ファンディング(funding)資金調達を組み合わせた造語です。
プロジェクト起案者が資金調達のために「思想やプロダクトを発表」し、不特定多数の共感者に支援してもらう仕組みのことです。
資金が足りなくても、支援者を募ることで製品化にこぎ着けたり、銀行からさらなる融資を受けられるなどの期待が持てます。
クラウドファンディングの種類は?
クラウドファンディングには
- 寄付型
- 金融型
- 購入型
があります。
寄付型はリターンを求めない完全寄付タイプ。
金融型はお金がリターンで戻るタイプ。
購入型は、物品やサービスが受けられるタイプです。
CAMPFIREやMakuakeなどは購入型タイプのクラウドファンディングプラットフォームです。
ぶっちゃけ購入型以外よくわからないので、このサイトでは購入型の話しばかりすると思います。
プラットフォームとは
クラウドファンディングを運営する場所(事業)のことを、プラットフォームと呼びます。
CAMPFIRE、Makuake、READYFOR、FAAVO、など、プロジェクトが掲載できたり、プロジェクトに支援できたりする場所のことですね。
プロジェクトが成功した際に、プラットフォームは一定の手数料を頂き、プロジェクト発起人に資金を支払います。(8%〜25%ほど。各プラットフォーム毎に違う)
プラットフォームはこの手数料で運営しており、サービスの拡充やより成功に導くためのノウハウ作りを充実させています。
世の中の仕組みですがプラットフォームを作るのが一番稼げます。
おっと。
プロジェクトオーナー、実行者、発起人、起案者とは
プロジェクトを立ち上げた人のことです。
- オーナー
- 実行者
- 起案者
- 発起人
など、プラットフォームごとに呼び方は様々です。なんでなんだろう……。
個人的に好きな呼び名は「実行者」です。
パトロン(支援者)とは
プロジェクトに支援する人です。
- パトロン
- 支援者
- サポーター
と呼びます。
個人的に「支援者」がしっくりきています。
目標額とは
プロジェクトをするにあたり、目標となる金額です。
ややこしいのが、そのやりたい事を成し遂げるための金額ではなく、あくまでもクラウドファンディングで集める金額。ということ。
例えば、新薬開発で2億必要だとします。
しかし、1億9千万円用意し、残り1千万円をクラウドファンディングで集める場合、決済手数料を足した金額が目標額となります。
手数料10%の場合
1,000万円×1.115=1,115万円
手数料10%引くと1,003万円になります。………合ってる?
この計算をしないとあとで資金が足りなくなり、「アレ!?」となります。
プラットフォームに相談する際にこの目標額に関してアドバイスがもらえるハズです。目標額は決済手数料を計算に入れて決めましょう。
All or Nothingとは
目標額に達成したら資金が受け取れる。逆に1円でも足りなければ資金を受け取れない。
という仕組みのことです。
一見厳しいようにも見えますが、実はこの仕組は実行者を守るためのものなのです。
なぜなら、目標額設定を「ここまで集まれば損しない金額」に設定しておけば、(計算を間違わない、トラブルが起きない限り)赤字にはなりません。
そして、その黒字転換する金額まで資金が集まらなければ、やらなくてよいのです。優しい世界。
資金を受け取る方法は、0か1かの「All or Nothing」か、集まった資金をすべて受け取れる「All in」の2パターンがありますが、資金集めの目的と状況を整理して、選びたいものです。
リターンとは
支援者がお金を支援したかわりに受け取れるお礼のことです。
購入型のクラウドファンディングでは、開発した製品やサービスを受け取れます。
プロジェクト実行者はより魅力的なリターンを考え、資金がより多く集まるように工夫をしなければいけません。
リターンの詳細は別記事で書きますが、魅力的なリターンが無いと支援者は「応援したくてもできない」状況になります。
リターンを考えることは、クラウドファンディングの大きなポイントの1つと言えます。
考え方:クラウドファンディングは資金集めだけじゃない
クラウドファンディングは、いうなればノーリスクでできるマーケティング調査です。
持ち出しや失敗のリスクがなくやりたいことに挑戦できる仕組みなんです。
上記で説明したAll in or Nothing。これがすべてを物語っています。
新しいサービスを立ち上げたい。でも資金が必要、そしてこのサービスは受け入れられるんだろうか?
クラウドファンディングは、その事業をするかしないか?の判断ができる格好のテスト環境です。
プロジェクトの1ページで様々な挑戦ができ、そしてデータが取れます。
- プロジェクトや実行者のミッションで、支援者の心を動かせるか?
- やりたいことや商品の魅力を端的に伝えられるか?
- 文章と写真と動画のバランスはどうか?(伝える力)
- プロジェクトは世の中に受け入れられるのか?
- リターンに需要があるか?
- リターンの魅力的なバリエーションは?
- SNSでどう伝えていくか?
- 想定外のお客さんはいたのか?
- プロジェクトに協力してくれる人は名乗り出てきたか?
………などなど、通常の事業をギュッと短縮したような内容をノーリスクで、できるのです。(プロトタイプやら人件費やらというツッコミは受け付けません)
なので、まずやりたいことがあり、行動に移す際に、資金調達できる特徴だけではなく、市場調査という面でもクラウドファンディングは有効なのです。
やってみよう!
- なにかクラウドファンディングが使えそうなアイディアが眠ってないか思い出してみよう
- それをやるには、お金がどれくらいかかるかちょっと考えてみよう
- 共感してくれる仲間がいるかな?その人の顔を思い浮かべてみよう
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