講師の記録(講座レポ)講師/勉強会の実施記録

あがり症・吃音のボクがTemple大学のゲスト講師としてお話ししてきました。準備した事と気付きをシェアします

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2016年6月22日にTemple大学でゲスト講師をしてきました

・・・サラッと書いたけど、独立(5月27日)して1ヶ月で大学、しかもインターナショナルな大学でゲスト講師とか驚きだよね。俺が一番驚いているんですけど。

しかも俺、吃音とか持っちゃってるし、人前でしゃべるとかプレゼンとかしたことないじゃん。ということで、キッカケからプレゼンの極意まで振り返りたいと思います。

きっかけは好奇心と思い切り

遡ること6月2日。沖縄の那覇空港についたとき。

久々の帰省。しかも3週間の長期滞在。もしかして社会人になってから初なんじゃないか。

さぁ、何も予定決まってないし、アポもとってないけど(3週間もいるから、予定合わないなんてこと言わせないしw的なずるいやつ)オラ、ワクワクすっぞ!

なんてことを考えながら、お姉さまのお迎えの車に乗ったそのとき。

Facebookのメッセンジャーに一本のメッセージが。

お友達のshinya B氏からでした。要約するとこう。

憲太郎さん、おつかれさまです。
6月22日(水)、テンプル大学にて、憲太郎さんにゲスト講師のお願いしたいと思い、メッセージを差し上げております。
プレゼン内容は2回。1時間×2です。

!?

以前、「shinyaさんが受け持つ授業に潜入してみた〜い♡(コラ)」なんてことをノリで言ったら、合法的に潜入する方法で調整してくれたという、若干斜め上な展開。まさかボクが教壇に立つなんて想像もしなかった。

ボクは高卒なんですが、英語の授業や大学の授業に興味があったので、行きたかったのね。そしたらまさかのゲスト講師。

・・・さてどうしたもんか。

ここで断るのは簡単です。でもボクは、「独立後一週間も経たずに、家族を置いて3週間も沖縄に滞在する」という、これ以上、何も怖いものはないという状況。

もう一度言います。これ以上怖いものはない状況。言わば、無敵。ブロリー。範馬勇次郎。

英語でプレゼンしなくてもOK?と、吃りがあるけど大丈夫?スライド使える?と3点だけ確認し、ありがたくゲスト講師のお仕事を受けさせてもらいました。

そこから3週間、いかに緊張せずにできるか?の準備にとりかかる。

俺はできる。と脳を騙そう

ボクは10才から吃りがあります。電話が今でも苦手で、自分からかけるのはほぼムリ。知らない人からの電話を受けるのも厳しいのね。

普通に話していても焦って言葉が詰まることもあるし。

覚悟はしたのだけど、何も対策をしていかないと失礼ですよね。「大丈夫よ〜」と言ってくれたとはいえ、お仕事だし。

しかも、ボクが講師を務める日には、セミナーや講演のプロ立花岳志氏も居るのである。((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル (見に来るって言ってるーー!)

やべぇよ。あの方、超しゃべるのうまいじゃん。ってかプロじゃん。ある意味プレッシャーだなぁ。と思いながら緊張しないための本を探す。

そこで、こんな本を見つけました。

本書は、あがり症、人前で話すことが苦手な人を対象に、その苦手意識を払しょくし、人前で話すことがラクにできるようになるための方法を解説。著者自身も極度のあがり症だったが、どうしても講演しなければいけない状況に追い込まれ、脳科学などの知見を応用した独自の方法を実践し、わずか10日間で克服した。

10日で克服・・・ピッタリやん!

「練習しろし!」や「場数踏めば治る!頑張れ!」という根性論ではなく、あくまでもマインドの問題である。

ある意味そうなるのは仕方ないから、徐々に脳を騙していこう。という内容で、当事者目線でとてもわかりやすかったし、救われました。

この本の書評はまた別の機会で。

「WorkFlowy」で頭を整理。言いたいことを明確に。

プレゼンのテーマは「自分の人生について、いま立っているところにどうやってたどり着いたか、そして、これからの人生の展望について」。

うーん。なにか特別なことしたかなぁ?と。また、なにも成し遂げてないしなぁ。半自伝的なことを言うのもアレかな。
といろいろ悩んだんですね。

その時役立ったツールがコチラ
WorkFlowy – Organize your brain.

思考をガーッと書き出すだけ書き出して、直感的に順番を入れ替えたり、階層化できる文章作成っていうか脳みそ整理ツールかな。

これも、沖縄に行く二日前とかに友達に教えてもらって、超役立ちました。

そんときの思考内容をちょっとシェア。恥ずかしいし、結果的に違うこと話したけど。

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△こんな風に使う。

ね。なんか適当に頭の中をほじくり返しているだけで、なんとなく整理出来ているでしょ。

って、この記事もコレで書いていて、久々にこのWorkFlowyの威力を感じている。集中しているからか、時間が経つのが遅い。

ぜひ使ってみてください。基本無料です。

アウトプットしてわかる、コンテンツの反応

いよいよ本番。

ざっくりとこんな事を話しました。

  • 自己紹介 軽く
  • ブログを始めたキッカケはXbox360が日本で評価されていないのに憤慨したから
  • 震災で工場が稼働せず絶望。場所に囚われない働き方を模索
  • 幼稚園児の前でドラムやったり、ブログ書いて積極的に外の友達と繋がる
  • ペットボトル工場→AppBank就職
  • たくさん記事を書いた
  • 独立
  • HYAKKEIやテッカブル、DEEokinawaで書いています
  • 松阪豚のプロモーションのお手伝いしています

最初はウケるかな〜って思っていたところが、あんまり反応がなかったり。
ブログを始めXbox360が日本であまりにも売れなくて怒ったところからすべてが始まった。という下りに反応があったり。
緊張しながらも第一回目終了。大幅につっかかったり、どもることはありませんでした。

で、第二回目までは5時間くらい時間がある。

そこで、英語の直しと中身の相談を、生徒兼先生の助手であるトム(Nikonフルサイズ使いのイケメン)が受けてくれた。

いらないところは削り、ボクが言いたいことは英語だとニュアンスや表現方法が違う。そもそも言い方が無い場合もある。

それを、真に伝えたいことはなんだろう?と気持ちを汲みとって英語で直してくれたのね。すごい。

トムありがとう。一緒に食べたお弁当は忘れられないよ。

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2回目。全体的な流れはそのままに、「やればできる的な精神論」はバッサリ切って、今やっていることの話や、最新の写真を多く見せるように構成をしなおした。

するとオオウケ。特に松坂豚のBBQの様子の連続写真は、プレゼンした時間も相まって苦情と笑い声で教室内がとても良い雰囲気になった。

その後の質問コーナーでも「この豚と黒豚はどっちが美味しいんですか?」や、「いつ食べられるんですか?」という「今」にフォーカスした質問が多くきた。

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また、ボクは「元ペットボトル工場でオペレーターをしていた。11年間も。いまはライターだけど」という謎の経歴がウけた。こんなにウケるって、夢にも思わなかったです。

「・・・11年間ペットボトル作ってた」に対する反応は年々、知り合い関係が広がるごとに大きくなっているような気がする。
AppBank入った当初は「畑違いもいいところだよねー」くらいだったんだけど。ボクもやっとライターとして認められてきたのかしら。

まとめ

今回の経験で学んだのは、

  • いいからやろう
  • やってみて修正すれば良い
  • また挑戦しよう

でした。
やって損することなんて一つもないんですよね。

ブログもプレゼンも一緒。狙ってイケることもあるけど、だいたい出してみないと反応はわからない。完全にコントロールできるものなんてそうそうない。

そう考えると、なんでもいいから出して、失敗して、作り直して、またやってみて。っていうサイクルを高速で回すのが大切なのかなーと思う。
一回目のプレゼンである意味失敗して(失敗だとは思ってないけど)、二回目で大幅に改善して。でもまだまだ改善の余地があって。

ボクの座右の銘は「伸びしろしか無い」なんですが、独立した5月27日?からまだ1ヶ月半。すでに、そのころの写真、文章が恥ずかしく思えております。

前職の記事を実績としてドヤ顔するのを躊躇するくらい。

先日新事業発表のために実績をかき集めてたんだけど、結局記事は独立後のやつだけにしたもんね。あーびっくり。

・・・・。

というわけで、1回大学でお話できて調子に乗っているので、ゲスト講師の依頼やイベントの登壇依頼を受け付けています。テーマをいただければそれに合わせて話しますよ!(当たりまえだけど)

得意分野は、ペットボトル工場→コンテンツ制作者に!や、カミさんの愛し方、読みやすい文章の書き方、ステキな笑顔の撮り方、アウトドア、キャンプについて、とかかしら。

また、初めて大学生のお友達ができました。しかも何人も。英語さっぱりわからないけど、ありがたいです。またあそびましょう!

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この記事を書いた人

office Tim33代表。クラウドファンディングプロデューサー / 取材・ガジェットライター / 写真家 / 講師 / メタルドラマー
ペットボトル工場オペレーター→ライターに転職。今どちらも歴11年。
生まれも育ちも札幌で実家が沖縄の埼玉人。スペインとフィリピン、長野、広島、沖縄にルーツがあります。
CAMPFIRE公式キュレーター、とちぎファンズサポーター
趣味は格闘技観戦とラーメン巡り、調べること。
詳しいプロフィールはこちらからどうぞ→プロフィール

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