例えば。
「行列のできるパン屋さんがとっても良かったので、記事にしたい。」さて、なにを主題にしましょうか?
伝えたいこと、それは主題です。
「この記事で一番言いたいことはなにか?」そこを考えて記事を書き始めます。
伝えたいことが決まってないと、途中でブレが生じますし、なにより紆余曲折のある記事は答えを求める読者にとって不適切です。
ポエムならいいんだけどね。
ざっくり言うと
- 1記事1テーマの方則
- 主題によって紹介する内容を削る
- 残りの文章は、主題を補完するためにある
- 見出しだけで意味がわかるかチェック
伝えたいことを決めて記事を書く方法
言いたいことが決まると、記事を書く時間を短縮できるメリットもあるよ。オススメ。
1記事1テーマの方則
鬼の鉄則である、「1記事1テーマの方則」。
イチキジイチテーマノホウソク。コワクナイヨ
伝えたいことを決めるには、ひとつの記事にひとつのテーマで絞りましょう。
まずは言いたいことを決めます。
この記事で言いたいことは、「伝えたいことを決めて記事を書く方法」です。
ん?記事タイトルのままじゃないか?って思いました?それでいいのです。だって、記事タイトルは一番言いたいことを言う場所だからです。
というわけで、記事で言いたいことをひとつに絞りましょう。
言いたいことはひとつに絞る
主題によって紹介する内容を削る
わかりやすいのが、モノ紹介やお店紹介の類の記事です。
アレもコレも盛り込んでも伝わらないので、「ひとつだけ伝えるならなにを伝えるのか?」を考えましょう。
そこでヒントになるのが、自分が一番グッときたこと。心に響いたことを書く。そう決めましょう。
もし、グッと来たポイントがふたつ以上あり、関連性が無いようなら、思い切って別記事にするのもひとつの手です。
【例】 行列のできるパン屋さんを紹介したい。良いところはたくさんある。
良かったこと
- カレーパンが激ウマ
- 食パンがデカい
- 店主さんが鬼美人
- 行列の捌き方が神がかっている
- Wi-Fiが爆速
ここで、主題の考え方です。
・長野の丘の上にある行列ができるパン屋さんに全員くるべき!
だったら、良かったことを全部紹介してもOKです。来るべきの理由を説明している要素が「カレーパンが激ウマ」、「食パンがデカい」………なので。
しかし、言いたいことの範囲がかなり広いので、パン屋さんが好きな人がちょっと気になるかな?くらいだと思います。
でも、
・長野最強カレーパン!ここのカレーパンを食べないと人生の7割損してるマジ!
が主題だったら、「Wi-Fiが爆速」「店主さんが美人」はノイズになります。
でも「カレーパン好き」にソリッドに刺す主題なので、世の中のカレーパン好きは気になるでしょう。そして、カレーパンを求めて遠路はるばるお店に訪れるかもしれません。
この様に、紹介対象の良いところは同じでも、どう扱うかによって必要な情報とノイズになってしまう情報がハッキリ区別されます。
伝えたいことにより情報をバッサリカットするのは必要なので気にしてみてください。
主題により内容を取捨選択する。テーマが広いと要素が多く、絞ると要素は減る。
残りの文章は、主題を補完するためにある
先のパン屋さんの話で例をあげると。
主題→パン屋さんマジ凄い。来い。
だったら、
「パン屋さんが凄い。来い」ってことに関する内容で記事を埋め尽くします。
- カレーパンが激ウマ→だから凄い。来い。
- 食パンがデカい→だから凄い。来い。
- 店主さんが鬼美人→だから凄い。来い。
- 行列の捌き方が神がかっている→だから凄い。来い。
- Wi-Fiが爆速→だから凄い。来い。
コレでOK。主題以下の文章がすべて主題を補完する形になっています。
もう少し詳しく言うと、主題(パン屋さんが凄い。来い。)の理由付けをその先の文章で説明しているんです。
なので、カレーパンが激ウマ。が主題だと、以下はカレーパンが激ウマな理由を述べるのがスマートでしょう。そして、主題を強くします。
主題→長野最強カレーパン!ここのカレーパンを食べないと人生の7割損してるマジ!
- 衣がサックサクのザックザク→だから、長野最強カレーパン!
- カレーは100年の歴史がある門外不出のレシピ→だから、長野最強カレーパン!
- 小麦粉は地元長野の甘みが強い希少種→だから、長野最強カレーパン!
- 油はこれまた希少な1L〇〇円のモノを使用→だから、長野最強カレーパン!
- 美人の店主は国内外のカレーパンを5,000種食べ歩いた生粋のカレーパン研究家→だから、長野最強カレーパン!
最後に美人店主って要素が入っていますが、カレーパン研究家な人物をブーストするための要素なので、まぁ許してください。美人が主題ではないです。
文章は主題を補足及び説得力を増すためにある
見出しだけで意味がわかるかチェック
仕上げです。
文章構成を考えたときに、主題の通りに説明が出来ているか?を確認する方法があります。
それは、見出しだけを読んで筋が通っているか?です。
記事タイトル→主題
見出し1
見出し2
見出し3
見出し4
と順番にチェックし、意味が合っているかな?ノイズが無いかな?とチェックします。
ここで、主題と関係無さそうなことが間に挟まっていると、読者は混乱するので、避けるべきでしょう。
例)
主題:長野の丘の上にある行列ができるパン屋さんに全員くるべき!
- カレーパンが激ウマ
- 食パンがデカい
- 店主さんが鬼美人
- 行列の捌き方が神がかっている
- 広い土地でネギも作っている
- Wi-Fiが爆速
!?
なんか変なのが混じってません?どれでしょう?
主題:長野の丘の上にある行列ができるパン屋さんに全員くるべき!
- カレーパンが激ウマ
- 食パンがデカい
- 店主さんが鬼美人
- 行列の捌き方が神がかっている
- 「広い土地でネギも作っている」
- Wi-Fiが爆速
多分こいつだと思うんですが……。
お店の特徴や面白い活動としてネギ畑があることは話題になるのですが、お店に来る理由にはならないです。
同じ理由で、「店主が仮面ライダーマニアでフィギュアを超持っている」みたいな話も、主題からズレるので特に記載する必要はないでしょう。
もし、「仮面ライダーマニア」を読者に読んでもらうフックにするなら、OKです。
見出しだけ読んで記事の内容がわかるかチェックする
まとめ
まとめると
- 1記事1テーマにする
- 主題に沿って要素を決める
- 結論以外の文章は、主題を補完するためにある
- 見出しだけ読んでチェック
次の記事から、ぜひ意識して書いてみてください。