「クラウドファンディング」と聞くと、どんな印象があるでしょうか?
- やりたいことを宣言すると支援してくれる!
- 新しいガジェットの前売りでしょ?
- 困っている人のために寄付するんでしょ?
的な。これらはどれも正解です。
これまで80件ほどクラウドファンディングのサポートをしてきたのですが、ココ最近、ありがたいことに3に該当するような社会貢献系のプロジェクトをお手伝いさせていただくことが増えてきたので所感と注意点をお話します。
珍しく真面目な記事じゃん。どうしたの?
いや、社会貢献系のプロジェクトの知見がちょっとたまりつつあるので、吐き出したかったw
社会貢献系のプロジェクトを起案する際に気をつけるべきこと【クラウドファンディングの話】
どんなプラットフォームがあるの?
社会貢献に関わるプロジェクトは、主に「READYFOR」やCAMPFIREブランドのひとつである「GoodMorning」で起案できます。
僕はREADYFORではまだご縁がなくプロジェクトのお手伝いをしたことがないので、この記事はCAMPFIREブランドの「GoodMorning」に絞ったお話をしますね。
サイトをザザッと見てほしいのですが、社会課題を解決するためのプロジェクトがほとんどなんですよね。READYFORはモノを売るものも多いですが、プラットフォームの特色としてはやはり社会課題を解決するプロジェクトが中心となっています。
どんな社会課題を解決するのか、審査がある
クラウドファンディングでは目的、何をするのか?を明確に伝える必要があります。
概要、これまでの活動、リターン、支援金の使いみち……。
これら一つひとつを確認し、社会課題のための起案かどうか?をチェックします。そりゃそうだよね。
通常のクラウドファンディングですと、少しくらい伝え方がうまくなかったり、目的がちょっと曖昧だったりしても、ある程度整っていれば審査が通る傾向にあるのですが(上手な伝え方まではプラットフォームは面倒をみない)社会課題は明確なブランド化しているので審査は厳しいです。
さらに、審査の結果「社会課題ってよりは、こっちじゃない?」とカテゴリを変更の場合もあります。この際、なぜ審査に通らなかったかは通常教えてくれないので、気をつけましょう。
社会課題を解決してくれるなら、支援する方々が巡回している
厳しく審査している理由としては、「プラットフォーム全体が社会課題を解決するための支援を募る場所」として宣言しているため、そうではないものが紛れ込んでいたら(通常のプラットフォームでは問題ないとはいえ)支援者が混乱するんですよね。
なんや!誰かを助けるプロジェクトじゃなかったんか!
ってなるでしょ。
社会課題系のプラットフォームは、とくに知り合いとかいなくても「なにかサポートできる面白いプロジェクトないかな?」ってチェックしてくれている聖人がいらっしゃる場所でもあるので、まぁ裏切れないよね。って感じです。
社会課題の解決はそもそも継続していくもの。活動や理念を言語化し、わかりやすく説明することは必須
なんか説教みたいな感じで申し訳ないんですが、見出しの通りなんです。
社会課題を解決するためには、周りの協力は不可欠ですし、行政からの支援や連携をしながら活動することも多いです。そのための補助金などのサポートする仕組みも用意されていますし。
で、連携する人が多い、社会性、ソーシャルが重視されるってことは言語化は必須です。
私は、どんな社会課題を解決するために、このようなことを、いつ、こうやります。的な。
社会課題を解決するために動くことは素晴らしいですし、なかなかできることではありません。
だからこそ、目的を達成するために言語化や人に説明することに向き合って欲しいと思います。押忍。
言語化から逃げてはいけない
社会課題解決系のクラウドファンディングは、通常よりも厳しい審査があるから気をつけてな!ってお話でした。
言語化し、多くの人に共感してもらい、目的を達成してほしいと思います。
話て伝えることはできるけど、端的に伝えるのが苦手、説明するための文章が苦手という方は、壁打ちや言語化のサポートができるので、お気軽にご相談ください。押忍。