在宅系フリーランスのはしもとんです。みなさんは「管理会計」なる言葉を聞いたことがあるでしょうか。
「超」ざっくり言うと
財務会計は、過去の数字を振り返る会計で
管理会計は、未来の数字を予測する会計です。
僕は2016年よりフリーとして家族を養っているので、規模が小さくても一応経営をしています。事業が小さいうちは、自分たちだけ生きていくうちはそこまで経営を意識しないかもしれないですがどうしてもヤバいときや、改善したいときは経営を意識せざる負えないことも多いです。
管理会計のことはお友達の経営者の方から勧められた本を読んでおくなど、なんとなく知っていたつもりではあったのですが、今回「マンガでわかる管理会計」を税理士の原尚美先生より提供いただけたことで、より身近に、より理解に近づいたかなと。
マンガでわかる管理会計:意思決定から新規事業検討までわかりやすく学べる
意思決定のための会計=管理会計
管理会計は、これからおこる未来のために使う会計です。
例えば(橋本が作った例文です)
弊社はサービスを3つ提供しています。 それぞれ、1500円、1500円、3000円です。 新しいサービスを開発するために、2ヶ月で100万円の資金を捻出しなければいけません。 さて、どのサービスをどれだけ売れば資金が捻出できるでしょうか?
みたいなときに使うイメージです(合ってますか???w)
上の例は、銀行から借りたりクラウドファンディングするのもひとつの手ですが、利益を最大化するにはどのカードを切る?的な感じがわかりやすいと思います。
これは新規事業の開発費捻出ですが、事業自体の利益構造を細分化した上で着手するかどうか決める。みたいな使い方もできます。さすが。
導入や要点だけではなく、会計問題や解説もマンガで進行
マンガでわかる管理会計はこんな構成です。
- 管理会計で意思決定をする
- 損益分岐点を分析の基本を知る
- 管理会計で現状を分析する
- 管理会計でコストダウンする
- 管理会計で新規事業を検討する
それぞれの章は、ほぼほぼマンガで進みます。導入マンガ、問題もマンガ、解説もマンガ、です。すごくない?
「マンガでわかる」的な本は大好きなので、何冊も読んだことがあるのですが、だいたいは要点をマンガでわかりやすく解説し、補足はわりとガッツリとしたテキストで。みたいな構成が多いのですが、マンガでわかる管理会計は、ほぼ全編マンガで進みます。
途中で問題例などが出てきてもマンガなので「あれ?マンガなのにちょっと頭使う箇所だから、先に進めないぞ?おかしいな?」みたいな気持ちになります。面白いです。マンガだけど中身はしっかり!みたいなギャップがいい感じ。
マンガなのに、あっさり過ぎない。絶妙なバランスがいいですね。
短い時間で繰り返し学べる
文字ばかりの専門書に比べ、マンガは読む時間を大幅に節約できるので、同じな内容ならマンガのほうが効率的に学べます。これは多くのマンガで学ぶ系の本の最大のメリットです。
上の理由に近い話ですが、入門だけどしっかり基礎を学べて、でもマンガが多いので何回も繰り返し読んでみようかな?と思うほど敷居が低いです。
一回の読了にかかる時間が減らせるので、反復学習にも向いています。
あっさりし過ぎていないからこそ、数字が苦手な人も何回も繰り返し読んで学べる。最高じゃん。
管理会計の入り口にピッタリ
まだまだ読み込みと実践が浅いため、僕自身管理会計は完璧に理解していません。
でもこの本を繰り返し読んだり、実際の経営で疑問に思った際に見返すなどして管理会計を身に着けていければなと考えます。基礎理解したあとは本棚にある管理会計の本を読んでみたり。
「攻めの会計」を知りたい方は、入り口としてピッタリですよ。