この記事は「好きを仕事に」について自分なりに感じたことを言語化してみたポエムです。ポエムなので、話半分で聞いていただけると幸いです。
また、良い悪いとか誰かを攻撃する気もないので、よろしくお願いします。
流行っている理由=稼ぐためのツールが増えて、それに比例してツールの使い方を教える人が増えているから。
罪=新しいツールとインターネット、情報発信の相性が良すぎて(ほぼイコールか?)SNSに飛び込んだ人たちの目に触れているため、適正じゃなくても迷ったり焦ったりしている人がガッツリ増えている事。しかも、総じてそんな人は搾取されやすい。
「好きを仕事に」の流行りの理由と罪について
ざっくりとこんなことを書きます。
- 好きを仕事にしてた人は昔からいる
- 現代はツールにより、好きをお金に変える方法がたくさんある
- ツールと好きを仕事にしたい人は比例しない
- ツールの使い方を教える仕事がある
そもそも好きを仕事にしてた人は昔からいる
「好きなことで生きていく」
こんなキャッチフレーズが流行った時期がありました。確か2015年くらい?(ポエムなので調べません)有名YouTuberが代表となって話題となりました。
個人が組織に所属しなくても、好きなことで生きていける。
こんなメッセージでYouTuberを目指す小学生や中学生、または大人も増えたと思う。実際に伝える媒体としての動画は効果的で、かつ収益化ができることにより、好きなことで生きていく。は現実味があります。
では、これまでは「好きを仕事に」していた人はいなかったのでしょうか。
答えはNOです。
僕自身、独立して仕事をするようになってわかりましたが、確実に「好きを仕事に」している人は存在します。(その職業全員ではないことをあらかじめ断っておきます。)
例えば、自分で事業を興し、大きな企業に成長させた起業家たち。誰かに頼まれるわけでもなく、社会を変えるために動き出した彼らは、使命感や「やらざる負えない」等の重圧はあったかもしれないですが、自分の生きる道を見出して仕事をしていた人たちです。
ほかには、音楽家、芸術家、美術家、建築家、農家、土木家………あれ?よく考えたら、組織に所属してようがしてまいが、既存の職業もその仕事が好きなら「好きを仕事に」ですね。
このように、その職業が好きで幸運にもその仕事についていれば「好きを仕事に」なんです。
理屈っぽいですかね。ビール飲んでますからね。
好きを仕事にできる時代になったのはインターネットとツールのおかげ
昨今の「好きを仕事に」がしやすくなったのは、僕ごときが言うまでもなくインターネットと、それにより発達したツールのおかげです。
ツールとは、好きをお金に変換できるツールのことです。
好きを頑張る
↓
お金が発生するツールを導入
↓
売上が発生
↓
好きを突き詰める
↓
好きだけで生活できるほどのお金が稼げるようになる
↓
好きを仕事に!!
こんな流れです。
で、現代はこの「好きを仕事にするためのツール」が溢れています。
例えば
- GoogleAdSense
- アフィリエイト
- クラウドファンディング(フレンドファンディング)
- noteの課金システム
- SHOWROOMの投げ銭
- キャッシュレス送金システム
- PayPalなど個人でカード決済できるシステム
こんなところでしょうか。
また、個人で情報発信することにより、お金を稼ぐ方法が無限大に広がったのも触れないわけにはいけないでしょう。
僕が知りうる限りのSNSで影響力を高めてお金を稼ぐ方法はこちら。
- 自分の商品を上記のシステムを使って売る
- 企業の広告案件を受注する
- クラウドファンディングの支援を集める
- noteを売る(一番上のやつと同じ)
- 記事で商品を紹介することにより、そこから読者に商品を買ってもらう(アフィリエイト)
- 読者に広告をクリックしてもらい、収益を得る
- 発信で影響力を得て、セミナー講師をやり収益を上げる
こんな感じですかね。知っている人は、そうそう。って感じてもらえばOKかと。意外とシンプルだよね。
好きを仕事にしやすくなっただけで、みんなが合うとは限らない
結局これなんです。
ツールのおかげで「好きを仕事に」しやすくなりました。特に、インターネットを使って換金はしやすくなりました。
でもこれって、ツールが増えて稼ぎやすくなっただけで、「好きを仕事に」した方が幸せな人の絶対数が増えているとは限らないんですよね。
好きを仕事にしたかったけれど、これまで技術の問題でできなかった人は一定数救えるかもしれないし、時代に救われてイキイキと生きれる人が増えたのも事実だと感じます。僕も会社員14年間を経て、独立して今なんとか生きています。救われたんでしょう。多分。でも14年間会社員で幸せも手に入れました。
でも、そうじゃない人もたくさんいると思うんです。
「好きがわからない人」にとって、「好きを仕事に」ばっかり提唱される世界は、ハッキリ言って地獄だと思います。だって「好き」がないんだもん。
好きがなくても、会社に任された仕事をキッチリこなして生きている人はたくさんいます。これは適正の問題であって、良い悪い、優劣の問題ではありません。
その人たちは「好きではなくても仕事にできる」能力が優れているのです。これはこれで素晴らしい能力だと感じます。
これは、前述の通りどの仕事にも当てはまります。ネットでお金稼ぐ、情報発信でお金を稼ぐなんて狭い世界の話ではないのです。
「好きを仕事に」「個が輝く時代」みたいな言い方は違和感があります。
「好きを仕事に」=独立、フリーランス、インターネットで仕事
なんて図式も違和感があります。ほかの仕事でも好きを仕事にしている人、いっぱいいるやん。
では、なぜ、「好きを仕事に」を声高らかに発信する人が多いのか。
それは、新しいツールが出ると、それを教える人が出てくるから。なんです。
「好きを仕事に」を提唱する商売
新しいツール(道具)が出てくると、それを教えることを仕事にする「先生」が必ず出てきます。これはどんな分野でも同じです。そして、その先生方は「教科書」を作ります。そりゃそうです。先生ですから………。
この情報発信とインターネットにより稼げるシステムというツールは(しまった「という」を使ってしまった)まだまだ出てきて歴史が浅いです。
しかも、日々新しいツールが出てきていて、ほかの経済の分野に比べてまだ不確定な部分が多いと感じます。要するにまだまだ成熟期ではなく、安定してないんですよね。
なので、日々この不確定なツールを使って「どうやって稼ぐか」を教える人が現れます。
僕も情報発信やライティング、クラウドファンディングの講師をやらせていただいているので、悪いとも良いとも言いません。まだまだ必要な人がいるからやってます。
また、特に自分に売り物がなくても、現代のツールを全肯定する発信をする人は多いです。
それは、SNSでフォロワーを増やし、権威になるのが目的です。前述した通り、SNSやブログでフォロワー、読者が増えるとお金になりやすいので、それはやるに決まっています。うん。
ほかの業種でも好きを仕事にしている事実は一旦置いといて、情報発信やインターネットに素晴らしさ、これらを使うと「好きを仕事に」できることを発信します。
「好きを仕事に」の罪は、好きなことがない人もお客さんにしていること
前述した通り(前述してばっかり)ツールが増えたことと、「好きを仕事に」した方が幸せになる人は相関関係がありません。料理が作りやすくなる包丁が増えても料理人になりたい人が増えないのと同じ理屈です。
しかし、情報発信者で声が大きい人は繰り返し「個人の時代」「好きを仕事に」「令和は変わる」などと叫びます。
声の大きい人、影響力のある人が言うと「僕も好きを見つけなきゃ」「好きを仕事=独立するんだ!」みたいに影響を受ける人がたくさんいます。影響力がある人が言うんだもん、影響を受けるに決まっていますよね。
でも、好きを仕事にしない方が幸せな人もたくさんいるんです。誰もが独立して、個人が経営者、1人社長になれるツールは揃っていますが、全員が全員、みんながみんな、好きを仕事にしたいわけではない。
だから、そんな人たちに「何か」を売りつけるのはやめていただきたい。苦しんでるから。
まぁ、知ったこっちゃないと思いますけどね。
「好きを仕事に」が流行っている理由と罪。まとめ
流行っている理由=稼ぐためのツールが増えて、それに比例してツールの使い方を教える人が増えているから。そして、間違いなく(適性がある人は)稼げる事が実証されているから。
罪=新しいツールとインターネット、情報発信の相性が良すぎて(ほぼイコールか?)SNSに飛び込んだ人たちの目に触れているため、適正じゃなくても迷ったり焦ったりしている人がガッツリ増えている事。しかも、総じてそんな人は搾取されやすい。
こんなところでしょうか。長々と、僕のポエムに付き合ってくれてありがとうございます。もし、共感していただければ、シェアしていただけると飛び上がって喜びます。
それでは、最後にポジショントークをして終わりにします。
令和の時代は、情報に流される事なく自分を掘り下げて幸せな道を歩める時代にしましょう。
ポジショントーク終わり。