はしもとんです。クライアントからガジェットやPC周りの困りごとをよく相談されます。今回のお悩みはこちら。
Macのデータ容量がいっぱいになっちゃって、動作が重いんだよね…。なにか解決方法ない?
あるよ!状況を詳しく教えてね!
Macの容量がいっぱいになっている。これは状態としては事実ですが、そのデータをどう逃してあげるかが、その後のMacの使い勝手に影響していきます。
この記事では、シチュエーション別に僕だったらどんなサービスを案内するかを初心者向けにわかりやすくご紹介します。
※橋本がMac使いなので、記事ではMacと言っていますがWindows機でも考え方は同じなのでご参考ください。
Mac/PCの容量が足りなくなったときに、データをどう保存するが良いか。HDDとSSDの特性と強みから解説
結論から言うと、データの退避方法は大まかに以下の3種類があります。
- 新しいPCを買う(地味にコレやっている人多そう)
- 外付けのHDD、SSDに避難させる
- Google DriveやiCloud、AmazonPhotoなどクラウドサービスに退避させる
この前提を踏まえ、今回は以下の手順でヒアリングしていきます。
- なぜデータがいっぱいになったか
- 特に写真や動画をやってないけど自然と一杯になった
- 趣味の写真がいっぱいになった
- 趣味、週1〜2回程度の動画データでいっぱいに
- 仕事で写真・動画のデータがいっぱいに
- どんな手があるかを知る
- 新しいPCを買う
- 外付けHDD or SSDにデータを逃がす
- Cloudストレージにデータを逃がす
- 手段を選ぶ
なぜデータがいっぱいになったか確認する
まずはMacがいっぱいになっている原因を聞かせてください。
普段、どんな作業をしてますか?毎週末写真撮りに行ったり、YouTubeとかやってます?
写真は日常をiPhoneで撮るくらいだけど、お店のPRでインスタに載せるためのショート動画はしょっちゅう撮っているよ。
OK!ありがとう!
ヒアリングにより、インスタのショート動画を撮っていることがわかりました。しかもお店のPRのため、なのでわりと頻度は高めです。
ある程度退避先の容量がないと、また同じ相談をされそうな予感がします。
また、お仕事用ということもあり、以前撮った動画データはできるだけ消さないで撮っておくことが良さそうです。
手段を洗い出す
さっきも出しましたが、ざっくりこのような解決方法があります。
- 新しいPCを買う(地味にコレやっている人多そう)
- 外付けのHDD、SSDに避難させる
- Google DriveやiCloud、AmazonPhotoなどクラウドサービスに退避させる
新しいPCを買う
今のMacはノート型でも256GB〜8TB(8,000GB)搭載されているものが出ていて、ある意味買い替えれば解決もするのですが、コスパはそんなによくありません。
使っているMacが古かったり、動作に不満がある場合は新しく買い替えることも検討しますが、ひとつの手段として共有はした上で、最適な手段を選ぶのが良さそうです。
外付けのHDD、SSDに避難させる
難易度と価格のバランスが一番取れているのがこちらです。お仕事でバリバリ動画や写真を撮っている方も(手段はいろいろあれど)こちらになりそう。
HDDとSSDの違い
種類/特徴 | SSD | HDD |
保存方法 | メモリ | 物理ディスク |
データ速度(お互いを比較) | 高速 | やや高速 |
価格(容量に対し) | 対して高価 | 容量に対し安価 |
データ容量 | 少ない | 多い |
耐衝撃 | 強い | 弱い |
☆使用用途と強み | SSDのデータから直接作業可能 | 安価に大量のデータ保管可能 |
こんなところかしら。
SSDの強みは、なんといってもSSDに保存したデータを直接編集できること。動画でも写真でも可能です。それは、SSDの爆速なデータ転送速度が可能としています。
4Kの動画やデータが重たい形式の動画データなどはSSDでも高速バージョンが必要なのですが、そこはほとんどに人に関係ない話なので、ここではそんなこともあるよ。くらいにしておきます。
容量を取るか、速度を取るか……どうしようかな。
クラウドサービスに退避
ラクさであれば多分一番のクラウドサービスです。
利用している間は月額費用が発生するものがほとんどで、容量により金額が変わってきます。
Apple製品を複数使っている方。例えばMac、iPhone、iPad。家族みんなiPhoneだよ!って方はiCloudがオススメです。
Google Driveは仕事で使われている方が多い印象。Gmail使っていてアカウントを持っている人が多いので、使いやすさは鉄板かも。
写真・動画を保存するサービスに特化しているものでは、Google PhotoとAmazon Photosがあります。Amazonはプライム会員なら写真無制限で保存可能。
Google Photoは2021年6月〜有料化しましたが、Googleのクラウドストレージ(契約容量)を契約している人にとってはかなり使いやすいサービス。人や物事の検索がAmazonと比べてかなり精度が良い印象です。
容量無限を取るか、精度を取るか、、、、ぐぬぬ。
ちなみに、これらの写真サービスは厳密に言うと撮ったままのデータで保存されないので、綿密に色味や質感などを重視する作品作りの保管庫としてはちょっと避けたほうが良いです。
純粋に楽しむ、家族や友達と共有する場合は最高のサービスです。
クラウドについては長くなるのでこの辺で。
手段を選ぶ、どの方法が最適?
はい、というわけでやっていることと手段を列挙したんですが、どれが良さそうですか?
うーん。動画だからクラウドストレージよりかは物理的なストレジが良さそうな感じがしたんですけど。
HDDに保管するほどデータ無いし。持ち運びたいし。
おお、ならSSDの1TBを購入して、保管しつつデータも触るのが良さそうかもね。
データが増えたら格納庫としてHDDも導入すれば良いし。
それでいきます!私の使い方だとなかなか1TBは使い切らないと思うし。
今回ジェシーが選んだのはこちら。
割りと鉄板。価格と容量のバランスがよく、普通に速度も十分。セール対象になりやすいです。
ちなみにHDDはこちら。SSDで作業したあとはこちらに保管しておくのが良いかと。
SSD買ってみますね!ありがとうございます〜!
まとめ
動画が絡む&お仕事で頻繁に、でも軽くデータを扱う場合は容量小さめのSSDがコスパと使い勝手が良いです。
HDDの場合、一度Macにデータを入れて作業しなければいけないので、また満杯になることに怯えながら使わなければなりません。
ある程度自分の作業のクセや使い方が理解してきたら、買い替える際に適切な容量のMacを選ぶのが大事ですよ〜!