はしもとんです。昨年の4月に銀座で1日で取材記事が書けるライティングブートキャンプを開催しました。→【講師やりました】ライティングブートキャンプ in 銀座ユニーク
その時の受講生がこのブログに寄稿してくださったので、ご紹介します。(しばらく塩漬けにしてて、本当に申し訳ない………)
彼は、とあるWeb製作会社のディレクターをしております。ガチのディレクターが寄稿してくれるとか意味不明なんですが、マジです。
ではどうぞ!
Webディレクターに求められるのは「人の熱量」だ!
Webディレクターとは
情報発信が誰でも簡単にできる昨今、日々、多くのWebメディアが生まれています。
ユーザーに「伝えたい情報(想い)」を的確に載せてメディアを運用していくためには、メディア全体の方向性を決めてプロジェクトを成功に導く指揮者が必要です。
もし、1人でWebメディアを運営されている場合には、自分自身がメディアのディレクター・ライター・カメラマン・コーダーなど幅広く手掛けることもあると思います。
メディアを運営していくには、の目的を達成するためには、1人運営、複数人運営のどちらでもWebディレクターとしての視点を持つことが大切なのです。
Webディレクターは、コンテンツの企画やプロジェクトの進捗管理、サイト構造の設計、メンバーのマネジメント、クライアント対応など多岐にわたります。
多様な業務をこなしていく必要があるため、業務内外問わず業界の動向には常にアンテナを高く立てて情報収集することがWebディレクターに求められます。
ユーザーの心を捉えるコンテンツを作成するためには
未経験から、Webディレクターのお仕事をされた方には、「どうしたらユーザーの心を捉えるコンテンツを作成できるのか」と悩んでいる方が多いのではないでしょうか。
目の前の数字(PV・CV)にとらわれて、「本当に伝えたいこと」からズレてしまっているコンテンツではユーザーの心を捉えることはできません。
ユーザーの心を捉えるコンテンツを作成するためには、ユーザーの心情(インサイト)を理解できるように努めることが大事です。
足を使った取材を通じて「ユーザーが何を目にして、何を聞き、それをどう感じて、何を話すのか、欲求や機会、不安や困難をどう捉えているのか」を理解し、そこから得た情報を真摯に伝えていくことにより、初めて、血の通った人の体温が感じられるコンテンツを作成することができるのです。
だからこそ、メディアを通じて「きっかけ」を提供していくためには実際に現場に足を運び、ユーザーの生の声を聞くことは必要不可欠なのです。
Webディレクターに求められる「人の熱量」
よいメディアを作るためには、人と人のつながりが必要不可欠です。
ディレクターに求められるマインドセットに「他者への圧倒的な興味関心」があげられます。
例えば、メディアに来て下さるユーザーさんへの興味はもちろん、一緒にプロジェクトを進めていくチームのメンバーへの興味も非常に大切です。
私は普段、一緒に働いているメンバーに対して以下のような質問をしています。
- 幼いころの夢はなんですか?
- 人生の中で一番の成功・失敗体験はなんですか?
- 今、一番興味があることはなんですか?
- 今の目標はなんですか?
メンバーがここに来るまでに、どんな人生を歩んできたのか。
少しでもメンバーのことが理解できると一緒に働くメンバー同士の心理的安全性が高まり、活発なコミュニケーションが生まれてメディア作りが活性化すると実感します。
日本を代表する実業家の一人である稲森和夫氏は「生き方」という書籍でこんな言葉を残しています。
物事をなすのは、自ら燃え上がり、さらにそのエネルギーを周囲に分け与えられる人間なのです。けっして他人からいわれて仕事をする、命令を待って初めて動き出すという人ではありません。いわれる前に率先してやりはじめ、周囲の人間の模範となる。そういう能動性や積極性に富んでいる人なのです。
メディアの指揮者として、人からモチベートされてから燃えるのではく自発的に燃えることで自然と自分の熱が周囲に伝わり、メンバー全員が同じ方向を向いてメディアの成長にコミットすることができるのです。
Webの仕事はPC画面と向き合っている時間が長いです。
しかし、その時間と同じくらい(もしくはそれ以上)人と向き合うことができたら生み出せれるコンテンツもさらによいものとなるのではないでしょうか。
寄稿者紹介
与那覇一史(よなはかずふみ)
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1990年生 沖縄県出身:趣味は読書
高校卒業後にお笑い芸人を志し上京するもM-1グランプリ3年連続予選敗退。
専門出版社の広告営業を経て現在は都内のWebベンチャーに勤務。