イベント情報

海外ビジネスに英語は必須ではない。一歩踏み出すかどうかだ。〜堀江貴文氏「君どこ」出版記念イベントレポート〜

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2016年3月26日。五反田「ゲンロンカフェ」にて、堀江貴文×金城拓真(司会:加藤貞顕)「僕らはどこにでも行ける――アフリカン・ドリーム最前線」なるイベントが開催された。

出所から2年半で世界28国58都市を訪れ、手がけた新作本「君はどこにでも行ける」を出版した堀江 貴文氏と、アフリカで50以上の会社を手掛ける金城 拓真氏が繰り広げる海外事情のトーク。

イベントの様子をざっくりと要約してまとめてみました。

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面白すぎるアフリカンビジネス

定時に帰りたい→公務員になるんだ→韓国大学→アフリカンビジネスに

金城 拓真氏。
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沖縄で生まれ育った金城氏。父親はアメリカ軍の基地で働いている。沖縄で基地で働くというのは、公務員とイコール。16時半で帰ることができる安定した職業なのである。

そんな父親に憧れた金城氏は公務員になるために、韓国の大学に進学。四人兄弟の一番下だったため、自分まで学費が払えないと理解。学費の安い韓国の大学に進学したとのこと。

韓国に住んでいても韓国料理が好きじゃない人は一定いる。金城氏もその1人だった。金城氏は自炊をしていたので、同じく韓国料理が苦手な学生が集まってきた。正確には食材だけは買ってきてあったので訪れた友達が料理をしてくれていたとそうだけど。

そこで知り合ったアフリカから来た日本人と中古車ビジネスを始める。

2003年は6万円で仕入れた車(タンカーとか費用込みでも20万円くらい)が80万円で売れた。

そこがアフリカンビジネスの始まり。

そんなことをしていたが、結局は公務員試験に受けられず。アフリカのビジネスを進めることに。

堀江「結局定時で帰れてます?」
金城「いや、ぜんぜん帰られないですね(笑)」

スラムの子ども達を雇ったら村の大多数が従業員に→いつの間にか相談役→学校作るか→新しいビジネスに

中古車販売で売れなかったらタクシー会社を立ち上げてタクシービジネス。トラックが売れなかったら運送会社立ち上げ。と、なにか役に立つかなとどんどんビジネスを広げていった金城氏。フットワーク軽すぎ。

スラムの子を雇い始めた。そうすると、村の半分以上が自分の会社の従業員に。となると相談役みたいな立場にいつの間にかなる。

「学校をつくりたい」と相談されると、では材料を調達する会社を作らなきゃ。とか、建設会社も作らないと。といってどんどん会社が増えていき、行政との繋がりも非常に強くなった。

アフリカでは荷物が盗まれるのが日常茶飯事。車で3時間も走れば国境を越えられてしまう。

そんな場合でも金城氏は慌てない。関係各所に一斉メールすると、だいたい国境をふさいで貰える。と笑いながら話していた。なんて人だ。

また、街のギャング達を集めて警備会社も作ってしまった。歴史をたどれば、自警団や警察は、元・ギャングやならずもの。街の情報に詳しく、たくさんの情報が入る。
なので、「キンジョウ、今日はココに行っちゃダメよ」とか教えてくれるそうなのだ。

この話を聞いたとき、歴史の通り自然な流れで物事を進めるとうまくいくんだなぁと思った。

アフリカのIotビジネス

ソーラーパネルを設置する際に、それぞれSIMカードを挿して販売するそう。それは、番号を整理してどれくらいの電力を使ったとかのデータを取るため。

また、支払いが滞っているパネルもすぐにわかるため、電気を止めることも簡単だそうだ。そう、アフリカのIoTは料金取り立てのために生まれたのである。

日本でいうIoTは「日常をちょっと便利に」とか「スマホで使える家電」といった意味合いで使われる。

技術の進化の仕方が地に足がついていて面白い。

一歩踏み出せない人へ

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海外ビジネスに英語は不要

多くの人が勘違いしていることに英語が話せないと海外でビジネスができないというのがある。

しかし、金城氏は英語はおろかアフリカの言葉も一切話せない。でもうまくいっている。それはなぜか。

それは、言語や資格など出来る人はたくさんいる。自分ができないことはその人達に任せればいいから。

なんでも自分でやる必要はない。話せる人はいくらでもいる。「英語が話せないから」といった理由で滞っているのはもったいない。というか無駄である。

資格も同じ。不動産業を始めるのに、宅建の資格を自分でとる必要はない。

資格が、言語が、などと言っているといつまで経っても環境は変わらない。

結局は一歩踏み出すかどうかである

終わりに

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とってもフランクで、何も考えていないように振る舞う(失礼)金城氏と、堀江氏のシンプルな考え。

この二人が伝えたいことは、結局は一歩踏み出すかどうか。それだけ。

日本はなにか閉鎖的な雰囲気。別に海外に行けというわけではない。でも、自分が思っているほど、海外って敷居が高くないよ。

ほかにも、アフリカで投獄された話や、金山ビジネスのエピソードなど、濃密な1時間半だった。イベントは全編「堀江貴文 ブログでは言えないチャンネル」で視聴できるので、興味がある人はぜひチェックしてほしい。

【特別放送】『君どこ』刊行記念!堀江貴文×金城拓真「僕らはどこにでも行ける――アフリカン・ドリーム最前線」トークショー – 2016/03/26 12:00開始 – ニコニコ生放送

関連書籍

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イベント会場はここ

▽開催されたのは五反田駅から徒歩3分のゲンロンカフェ。
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この記事を書いた人

office Tim33代表。クラウドファンディングプロデューサー / 取材・ガジェットライター / 写真家 / 講師 / メタルドラマー
ペットボトル工場オペレーター→ライターに転職。今どちらも歴11年。
生まれも育ちも札幌で実家が沖縄の埼玉人。スペインとフィリピン、長野、広島、沖縄にルーツがあります。
CAMPFIRE公式キュレーター、とちぎファンズサポーター
趣味は格闘技観戦とラーメン巡り、調べること。
詳しいプロフィールはこちらからどうぞ→プロフィール

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