クラウドファンディングプロデューサー、講師、ライターのはしもとんです。こんにちは。
支援が集まっていないクラウドファンディングのプロジェクトを眺めていると残念なポイントがいくつかあるのですが、その中のひとつが何を伝えたいのか良くわからないことです。
気持ちを察しない、はしもとんが悪いんじゃない?
実行者は一生懸命やっているのよ!
えっ?
って思うんでしょうが、ちゃんと読もうとしているはしもとんがわからないな?ってことは、流し見しかしない通りすがりの人はほぼほぼ理解できないと思います。
ということで、ライター歴9年で企業・行政でのライター講師経験も豊富なはしもとんが、クラウドファンディングでの文章での失敗パターンと改善案をお伝えします。結論はこちら。
- タイトルで何を求めているか不明
- 超長い自己紹介が冒頭にブチこまれている
- 応援してほしい理由がなっかなか出てこない
それでは見てみましょう!
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タイトルで何を求めているか不明
タイトルに関しては話しだすと3日くらい話せるのでキリがないのですが、文章の要素の中では一番大事と言われている部分です。
ですが、残念ながらこのタイトルが良くわからないものが多い。
タイトルの悪い例と、なぜこのタイトルを付けたかの意図
例)どん底からの人生大逆転のチャレンジを応援してほしい!
…お、おう。これは何を応援してほしいのかな
「どん底からの人生大逆転のチャンジ」をですよ。察しろよ
実行者さんからすると、具体的に言わずに気になった人がプロジェクトページを見てくれるのを期待しているのかもしれませんが、まぁありえないです。
芸能人やそもそも影響力のある人なら、興味を持ってくれるのですが、99.9%の人はそんなことありません。
芸能人が「今日の出来事。」みたいなタイトルでもブログを読んでもらえるのは、内容に興味があるのではなく、その芸能人に興味があるから読んでもらえるのです。
改善案:タイトルで何を言いたいのかはっきりさせよう
端的に言わないと伝わらないので、一行で決めきることを意識しましょう。
例その1。なにかを成し遂げたいので、応援してほしい場合
- 〇〇を
- 〇〇のために
- 〇〇したい
例その2。特徴のある商品を売りたい場合
- 〇〇が〇〇できる(機能や目新しいこと)
- 〇〇(一般的な名称)
- 〇〇(製品名)
例その3。何かを成し遂げたい2
- 【〇〇プロジェクト】(簡潔に)
- 〇〇で
- 〇〇したい!(補足)
こんな感じです。
「自分たちはわかっているからわかる」ではありません。前提の情報がまったくない状態でもわかるようにお伝えしましょう。
じゃないと、プロジェクトページすら開いてもらえないですよ?
超長い自己紹介が冒頭にブチこまれている
これもあるあるなんですよね。
そこまで書かなくても…!
例)皆様、はじめまして、はしもとんこと橋本です。僕は1983年に北海道で生まれ18歳まで札幌で育ちました。母親が沖縄の人なので、19歳からは実家が沖縄に移ったので札幌ではなく埼玉のとあるペットボトル工場に就職して、札幌からは離れました。で、11年間安定的に勤めていたんですが、あるときに場所に縛られる仕事はリスクだな。と思うようになり、本気で情報発信をはじめました。ブログは2006年から始めていたんですが、WordPressをはじめたんです。自分でサーバーを借りて、WordPressをインストールして、…………
ブログでやれ!
そうなんです。自分のこと(実行者)をよくわかってもらおうとして、ついつい経歴含んだ自己紹介とかしちゃうんですよね。
中には、箇条書きで年表みたいな情報を掲載する事も。
改善案:冒頭の自己紹介は軽く。詳細は後半以降に
〇〇の橋本です。くらいでOK。ここで、権威性を出せるなら言っておきましょう
WEBの特徴でもあるんですが、無料で見られる情報なので隅から隅まで読んでくれる人はいません。新聞や雑誌じゃないんだから。
冒頭では一番重要なことを言い切りましょう。まずはそこが先決です。
ページをスクロールしても応援の理由がなかなか出てこない
こちらも同じです。
自己紹介だけではなく、永遠にストーリーやリターンの説明、メンバー紹介をしてしまうパターンが見受けられます。
ストーリーがあれば読んでもらえると思っている
なぜ?応援してほしいのか?を伝えることは、クラウドファンディングの情報として最重要項目です。
スクロールすればするほど、目的がサラッと書いてあっても見つけにくいです。
え?書いたよ!ハッキリと!
えーっと、どこだっけな。たしか真ん中らへん?あれ?あれ?
見つけられてないやん…。
冒頭は大まかに伝え、下に行くにつれて詳細を伝える
というわけで、自己紹介の下りでも言いましたが、詳細はあとにしましょう。
概要→詳細→さらに詳しく(知らなくても大丈夫な情報)って流れだよね
WEBというものは、後半につれて離脱率が上がっていきます。当然です。なので、中盤以降は本当にじっくり読んでくれる人にしか伝えられないのです。
上で解説した、タイトルで言ったことをもう少し詳しく伝えるイメージですね。
- いつ
- どこで
- なんのために
- なにを
- どうしたい
など。まずは簡潔に結論を言い切ってから、そのあとに背景や、なぜやりたいのか、実現するとどんなメリットがあるのか、チームメンバー、などの話をしましょう。
究極は最初の2行を読んだら支援してもらえることです。意識してみましょう。
それはすごいね!
意識してみましょう。
伝えたいことを明確に、ページを作りましょう
というわけで、ページ作り失敗のあるあると改善案でした。ページ作りについてはまだまだいろいろあるので、反応がよければ他の話も書きますね。押忍。
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