最近思うことをつらつら書きます。
「記事は読者のために書こう。読者の方向を向いて書こう。そうなると必然的にアクセスが集まる」
おっしゃる通りだと思います。
しかし「読者のため!」のような雰囲気の記事でありながら、その記事は本当に読者にとって読みやすいモノなのか、と疑問に思うことが多々あります。
それはもしかして、ユーザーではなくGoogleを向いているのではないか。SEO対策に囚われてるのではないか?と思うんですね。
SEOを意識しすぎた結果
よくあるSEO対策として、以下が挙げられます(まだ有効かは不明)
- 文字数を稼いで優良コンテンツと認識させる
- 情報量を詰め込んではてブさせる(あとで読むブックマークとしてこの手は有効)
- キーワードを散りばめてGoogleさんに認識してもらう
良い悪いではないですが、ちょっとやり方を間違えると、以下のように読者を無視したコンテンツが出来上がります。
- 文字数が多すぎて読む気が失せる→読者は忙しい
- 情報は多いけれど整理されてない→記事内で有効な情報を選択できない
- キーワードを意識しすぎて言葉が繋がっていない→文章がおかしい
ちょっと残念ですよね。
メディアの目的は大きくわけて2つ
大前提の話しになりますが、「メディア」には大きくわけて2つの“目的”があります。
モノを売るためのメディア
1つ、モノを売るため。自社商品、アフィリエイト、通販など。
その際のメディアの役割は2つ。
集客する
直接的に商品に関係ないけれど、その商品を買うユーザーが楽しめるコンテンツを提供する。
直接商品を宣伝する
ECサイトや、アフィリエイトサイトがこれです。僕たちがAmazonの商品を紹介するのもこれです。
PVを稼ぐためのメディア
2つめ、PVを稼ぐ。
なぜ読者の方を向かないコンテンツを量産してまで、PVを集めなければいけないか?をちょっと掘り下げてみます。
PVを集める理由はお金と、影響力。です。
お金は、
PVがあると広告が売れます。AdSenseの収入が上がります。
影響力が大きくなるとその影響力を使って、広告を取る、お金を生みます。
また、世の中に主張したいときに大きな拡声器となります。お金を追い求めて無くても、PVがあればそれが可能になります。
読者目線で書くには
戻ります。
答えのない世界ですが、ユーザーが喜ぶコンテンツを作るなら、必然的に構成や切り口、情報量を変えざる負えないと思うんです。
例えば
- 1記事にワンテーマ。長くなりそうなら書かない。別記事で分ける。
- 結論は最初に持ってきて、興味を持ったうえでその先を読んでもらう。(記事の種類にもよる。情報なら結論が先。)
- 1500文字以下になるように、文章を削る。(あくまでも例です。1500はネガティブなイメージではありません。)
こんなところかしら。
自分のログのため、日記、考察、なら上記に当てはまらないことも多々ありますが、人を呼びたいなら工夫が必要です。
自分が読者の立場になったときに、「この記事は読みやすいだろうか?」「理解できるだろうか」「もう一度読み返したいだろうか?」
を考えることが不可欠です。それが真の「読者のため」ではないでしょうか。
Google対策は置いといて、本当に読者に愛される、メディアを目指していきましょう。
ここから余談ですが
なんだかんだ月間1億PVのメディアで働けたことは幸せだったなぁ。とつくづく思います。
これまでの記事のセオリーとか様式美にとらわれていなかったので、
一般的なWebライターから見ると異端でしかないと思うんですが・・・。
どんなにGoogleさんのルールが変わっても、ユーザーファーストな記事の書き方、伝え方を叩き込まれましたし、
Googleさんの意向というよりは、世の中の流れに合わせて記事の作り方をブラッシュアップしていった。という方が正解なのかも。
構成、動画、写真、リンク。そして言葉選び。
会社員時代に頂いたその宝は、今になって意識して活かせる段階に来たのかな。説明ができるようになったような気がします。
実験、実験、また実験ですね。
おしまい。