10月21日。
もはや飛ぶ鳥を落とす勢いで話題を振りまきまくっている、「漫才もする絵本作家」こと西野亮廣さんの最新絵本である『えんとつ町のプペル』がリリースされた。
制作期間はなんと4年半。35人のクリエイターによる分業作品はついにこの世に産み落とされたのだ。ダダーンッ!!
絵を見るだけで、圧倒的な世界観が広がり「宝物感」が作品からにじみ出ている。ただただ圧倒的なクオリティ。
にしのあきひろ氏の天才的なところは
「作品を作ってただ終わり。」ということはせず
人の目に触れること
知ってもらうこと
届けること
までを徹底的にデザインしていることだ。
・【注意】「えんとつ町のプペル」を大事な人に贈る前にこの記事を読んでくれ
帯の存在感
だから、細かい仕様にも全力を尽くすし、
「この絵本はどう届けられ、どう扱われるべきか?」
まで全責任を持つ。
そこで議題に上がったのが絵本の帯部分の扱い。
下手なことしたくないし、意味のないこともしたくないニシノ氏。
するとこんな案が出た
「メッセージを書ける様にして、プレゼント力を上げてみては?」
絵本はイベント・個展のお土産という位置づけになった途端、寿命が一気に伸びる。
それこそイベントが行われ続ける限り、永遠に売れる。
本屋さんに並んでも、棚に並ぶのは時限性があるもの。それをクリアしたのだ。天才かよ。
・2冊買ったので1冊をパートナーにあげることに
ということで、BASEで予約していた「えんとつ町のプペル」。サイン付きの予約冊数はなんと8,000冊という、天文学的な数字。
予約していたからか、律儀に発売日前日の20日の夕方に届いた。
2冊買ったので、一冊を大切な人=パートナーにあげることに。
帯裏の「プレゼント・フォー・ユー欄」に、カミさんの名前とメッセージを書くのだ。
その場でササッと、求愛の文句1つも書いてプレゼント。
「いつもありがとう!はい、コレあげる。にしのあきひろ氏の絵本だよ」
決まった。今夜は俺の下半身のえんとつ町がプペることが決定。ああ、俺は罪な男だぜ。
(参考:キングコング 西野 オフィシャルダイアリー – 【キンコン西野】私はセックスが上手 – Powered by LINE)
カミさんは、嬉しそうに絵本の表紙を眺める。
そこで、カミさんが何かを発見。
そう、帯に書いてあるキャッチコピーだ。
△例のキャッチコピー
「信じぬくんだ。たとえひとりになっても」
・・・!?
カミさん「ひとりになっても?じゃあこの本いらない!!縁起でもない!」
カミさんはそう言うと本を返し、子どもたちの居るリビングに帰っていったのでありました。
・全力でパートナーへの誤解を解こう
一瞬唖然とした僕ですが、一応本の趣旨と、にしのあきひろ氏の考え方は理解しているつもり。ここで引き下がる僕ではない。
丁寧に説明しにいく。
これはね、もし〇〇(カミさんの名前)が俺を応援し続けていても、周りの人とかウザい奴らが、「橋本なんかクソ!あんな奴信じる方がダメ!シッシ!」って言ってきたとするじゃん。
もしそれで一人ぼっちになっても、信じる心を忘れてはいけないんだよ!ってこと。〇〇ちゃんを1人にするってことじゃないから安心してね。チュッチュッ!
とまぁ、丁寧に丁寧に説明したのであった。
・パートナーに「ひとりになっても」はナーバスな問題
無事に誤解が解けて受け取ってもらえたのですが、えんとつ町のプペルは子どもたちに秒で奪い取られ、大切に読まれたのである。
とても良いキャッチコピーで、絵本の中身を読んだことがあれば直ぐに理解できるのですが、パートナーにプレゼントする際は注意が必要。というお話でした。
おわり。
△カバーを外してプレゼントするのもイイね。