@kentaro_jpです。
三月は特別な時期。毎日なにかしら忙しい。
……僕は退職が近付いているからかもしれない。
でも、そんな僕以上に忙しく、ぐんぐん成長している男がいる。
もうすぐ卒園する次男だ。
たたみかけるように
この時期の子供達の成長は目を見張るものがある。
一日、一日、いや、一時間毎に。
更に言うならば、その瞬間毎に成長している。
ちょっと目を離した隙に賢く、強くなっている。
その子供達の熱意に応えようと幼稚園の先生方も必死だ。
真剣同士の鍔迫り合い。例えが違うかな。
そう、うちの幼稚園は24日に卒園式がある。
卒園式の日まで子供が自ら育とうとする手助けをしているのだ。
竹馬、リズム、跳び箱、歌、自ら目標を定めて達成するとどんどん上げていく。
そんな最後の追い込みの真っ只中、昨日とても嬉しい事が起きた。
幼稚園で覚えてきた歌をアカペラで聴かせてくれる次男。
僕ら夫婦はとても嬉しくて、目を閉じて聴いていた。
しかもなんか難しい歌を歌っている。
途中歌詞が飛んだりしてるようだけど、大人でもなかなか出来る事ではないなぁと思って関心していた。
次男が次々と歌ってくれている中、兄弟が横から茶々を入れている。
それで歌が止まってしまう事も何回かあった。
それでも良く歌ってくれた。
その後直ぐに俺のドラム部屋でお話がしたいと次男が言ってくれた。
歌ってるのに横から邪魔をされて歌詞を忘れてしまって悔しかったと。
幼稚園では覚えてきたのに家でちゃんと歌えなかったと。
大人でもアカペラであんな難しい歌を歌うのは難しいのに凄い。
自分では同じ事出来るかな?と思ったと伝えた。よく褒めた。
すると、自分だけの為に違う曲を歌ってくれたのだ。
一曲まるごと途切れずに。
幼稚園で覚えた歌を、パパ一人の為に歌ってくれた。
なんて贅沢なコンサートなんだろう。
しかもあんな悔しい想いをした直後の事だ。
この子はなんて強くなったんだろう。
そしてこの僕の為になんて嬉しい事をしてくれるんだろう。
そう思うと歌を聴きながら泣いてしまった。
この子は心も体も強くなる。
卒園まであと2日。
また明日はもっと大きくなっているんだろうな。
するぷろで書きました(๑˃̶̀⌄˂̶́๑)✨