正直、この手の本の内容に慣れていない人は「コイツマジで何言っているんだ?」と感じ、パラパラとめくった後に閉じてしまうでしょう。それくらい刺激的で、良い意味でぶっ飛んだ内容でした。どうか、これまでのように飛ばし読みをしたり、流し読みをせずに、読んで欲しいです。
読みはじめの数ページは例え話が多くて読みにくかったのですが、一章を読みはじめる頃には一気に引き込まれてしまいます。吸引力が半端ない本です。読む前に時間を確保するのをオススメします。
我々は人間ゲームをプレイしている?
著者はこう言い切ります。そして、「マネーゲーム」も人間ゲームのなかのアトラクションであると。
本の序盤はこの人間ゲームを実際の野球やサッカー、アトラクションなど人間たちがプレイしている「制約だらけの遊び」に例えて紹介しています。本当の自分は制約も何もなく、特に困ることはない存在なのに、人間ゲームに没頭するために、制約だらけでリアリティがある世界をプレイしている。筆者はそう言います。
筆者のたとえ話がわりとわかりやすいので、読み進めていくうちに素直な人は「ああ、なるほど………」とまさにとなりますし、疑い深い人(笑)も「確かに我々がプレイしてるゲームって制約だらけの中楽しんでるやん………」となります。
人間ゲームには二つの段階があり、ざっくり言うと
第一段階:本来の自分が創造性と力を騒動員して「制約だらけの自分」を創りあげている。
第二段階:制限を作っていた本来の自分は役割を変えて、第一段階で隠したあなたの力を取り戻す手助けをし、制約のない「人間ゲーム」に参加できるようになる
まだ第一段階の自分は、「ああなるほど。そういう風に考えるのか。腹落ちしてなくてもその前提はアリだな」と思っているのですが、そこは時間をかけて第二段階へ移行するためのワークを行うことで、だんだんそっち側の人間というか神?になっていくんだろうなと漠然とした納得感があります。
既成概念を破壊し、第二段階へ行くまでのワーク付き
この本の凄いところは、考え方や概念を述べて終わり。ではなく、人間ゲームを理解し、本のタイトルでもある「マネーゲーム」を脱出することまでを実践ワークとしてキチンと紹介しているところです。著者自身が数多くのクライアントに実践してきたワークが書かれているので妙な納得感というか説得力があるのが魅力です。
制約だらけの人間ゲームを見抜き、マネーゲームから脱出したくはありませんか?
「自分は豊か」だと思うことに何も損はない
「自分自身は絶対的な豊かさがある存在である。」という概念はマズローの5段階欲求のさらに上の「自己超越」にも通ずるものがあるな、と感じました。
本の内容はよくわからない人には怪しすぎるし理解できないと思うんですが、特にこの内容をインストールしたところで人生に悪い影響があるわけではないので、気になってモヤモヤするくらいだったら実践してみるのも良いのかなと思います。
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