
※出版社さんから献本いただきました!ありがとうございます。
おはもとん!
みなさん、Googleのサービスは使っていますか?Gmailを始めとして、カレンダー、Meet、ドキュメント、スプレッドシート⋯
気がつけば僕は、仕事のツールとして当たり前にGoogleのサービスを使用しています。もはや使用している感覚も薄れているくらい、使っている感覚です。使っている?空気?みたいな感じ。
そんな“空気”のようなツールの最新地図が、この『Google Workspace完全マニュアル[第4版]』(2025年9月26日発売)です。
本書は、意外と知らない細かい便利機能の解説本であるとともに、今回の改定では、Googleの生成AIとの連携機能が追加されています。
新機能だけではなく、それぞれ馴染みのあるサービスごとの主要な機能や小技をひとつひとつ丁寧に手順を追って解説してくれているので、比較的パソコンに慣れていない方にもかなりおすすめの一冊です。
初心者に超やさしい、GoogleのAIを仕事で使いこなしたい人向けの本
丁寧でわかりやすい、使い方を覚えるための教科書

本書の特徴は、とにかく丁寧です。
Gmail、スプレッドシート、ドキュメント、と今や仕事に欠かせなくなったツールの設定や使いこなし術を、手順を追って丁寧に解説しています。

画像を見てもらえればわかりますが、ツールに慣れてない方でも手順どおりに作業していけばできるようになっているのもありがたい感じ。
スプレッドシートで言えば、表を作成する、入力するような第一歩から、「ピポットテーブルを使って多角的にデータを分析する(03−13)」といった、普段使っていれば忘れないんだろうけど、たまに必要なときにどうやってやるんだっけ?のような機能まで丁寧に解説してくれています。
第3版からの2年で変わった生成AIのコモディティ化と仕事の変化
前回の第3版(2023年9月)は、オンライン業務の“基盤”としてWorkspaceをどう整えるか、という内容が中心でした。
先程も言ったとおりGoogle Workspaceがだいぶ「仕事の空気・インフラ」として定着しているので、そこからもう一歩踏み出しGmailの整理術、Driveの共有方法、カレンダー管理、Meetでの会議運用など、「効率よく回す」ための知識が主役です。
そこから2年。
最大の違いは、生成AIが本格的に入り込んできたことです。
GoogleのAI「Gemini」がメールの下書きを提案したり、YouTubeを要約したり、会議内容を自動で要約したり、AIを活用した仕事効率化のためのヒントを学べます。
これまでも仕事効率化は、ライフハックや時短、プログラマー勢などには注目されている領域であまりパソコンに慣れていない方々にはちょっとハードルが高いことがネックだったのですが、AIを使うことによって、かなりハードルが下がりました。
AIが“補助”ではなく“メインツール”として活躍するためのヒントがたくさん

たとえば、毎日の報告書や定型文になりがちなメールなど、繰り返しの作業には“Gem”を活用することにより、毎回同じ指示文を入れる必要がなくなる。などの効率化が可能で、初期セットアップの方法も本書で丁寧に解説しています。
NotebookLMでは、膨大な社内資料が「知識ベース」として再構成され、FAQやナレッジ記事を半自動で生み出せます。
これは「AIが作業を代わりにやってくれる」話ではなく、「組織の溜め込んだ知識そのものを再利用可能な形に変えていく」進化です。
言い換えると、Google Workspaceは「知識インフラ」へと姿を変えつつあるのです。
まとめ:一番新しいときに買っておこう
ここでひとつ正直な話をすると、この手の本は出た瞬間が一番価値が高いです。
なぜなら、Googleは毎月のように機能をアップデートし、GeminiもNotebookLMも進化し続けているから。半年もすれば、画面も仕様も少しずつ変わってしまうでしょう。
最新の全容を知ったうえで、これからどんな方向に進んでいくのかを楽しみにできるからです。
ツールの「使いこなし術」にとどまらず、「AI時代の仕事のOSをどうアップデートしていくか」を考えるきっかけとして、手元に置いておく一冊です。


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